お気に入りシーン
BEST3 ● ミッドガルハイウェイ 仕事だぞ、と
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強風にあおられながら、高速道路の真ん中に立つレノとルード。
その手には時限爆弾。
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レノ |
「よう、相棒。これ、強力なのか?」
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ルード |
「……神羅の技術を結集した…」 |
レノ |
「あんたが作ったのか」 |
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ルード、にやりと笑う。
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レノ |
「おおっと」
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ルード |
「好きだろう? 相棒」
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不敵な笑みを浮かべるふたり。
カダージュ達のバイクのエンジン音が響いてくる。 |
まさかこの二人の「相棒」が聞けるなんて…!
ちくしょう憎い演出じゃないかスク●ニさんようっ!!
余計な説明はいらんでしょう。
今回出番は多いものの、すっかりお笑い要員と化していたレノ&ルードの、ほとんど唯一のタークスらしいシーンです。
ええ、まったくもって、最高にクールで格好いい!
自分が作ったモノに対して「神羅の技術を結集した」なんて、しゃらっと言っちゃうルードも、それをあっさり看破するレノも。
プロとして仕事をこなすもののフリーランスでもなく、ただのサラリーマンとして飼われてながら、組織の犬じゃないぞっていう、独特な美学を持つ彼ら。
その現実から一歩距離を置いた、どこか冷めた認識が、自分をも含めた目の前の状況を、ショー的に楽しんでしまうという態度になるのではないかと。
そんな彼らの本領発揮という感じです。
うん。これでこそタークス。これでこそレノ&ルード。
また、BGMの「タークスのテーマ」が、渋くて実にいい味出してます。
オリジナルが裏のパーカッションが効いていて、リズム感があるのに対し、 こちらのACバージョンは、メロディを奏でるギターの微妙なゆらぎがとてもクール。
まあ、ちょっとだけ残念なのは、残業うんぬんのセリフはゲーム中ならいざ知らず、神羅がすでに会社としての機能を失ってる現在ではナンセンスかと、違和感を覚えるとこかな。
彼らに限って、懐古趣味的な意識は皆無だろうしなぁ…。
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