お気に入りシーン

BEST4 ● 教会戦 ティファVSロッズ

ロッズ 「じゃあ、遊ぼう」
ゆっくりと歩み寄るロッズ。
ティファが軽く背を押し、マリンは柱の影に駆け込む。
無言でグローブを嵌めたティファ、おもむろに構えを取る。
それを見やるロッズ、にやりと笑う。
ロッズ 「こいつはおもしれぇ!」

クションシーンの中でも数少ない、マンツーマンのバトルです。(この他は…、最後のクラウドVSカダージュorセフィロスくらい?)
これは、見ててかなり燃えます!

クションシーンは全編どれもかなり高速な上、緩急のメリハリがあり過ぎて、見切れないことが多いですが、ここは比較的見やすいです。
なんといっても飛び道具なし、剣なしの純粋な格闘技戦なので、よく動きが練られていて見ごたえあり。
ティファが柱と壁の間を蹴りながら移動し、ロッズにキックをかますところは、店頭CM用ムービーにも出てきますが、すっごく格好いい。

もしろいのは、直前までの自然でリアルな動きと連続して、いかにも格ゲーにありそうな超人アクションが繰り出されること。
滞空時間の長さとか、歩幅の大きさとかが、一瞬にして戦闘モードです(笑) ティファの気合いも、すごく格ゲーっぽくて楽しい。

BGMの「闘う者たち」のピアノアレンジもいい! 瞬間的にゲーム中のバトルを思い起こさせる上、ピアノの透明感のある音が光あふれる教会に似合ってます。
で、ロッズを倒したティファの後姿を見ながら脳内にファンファーレが鳴ってるFF7ファンの意表をつくタイミングで、鳴り響く着信ファンファーレが最高!
ゲーム内と違って、その音楽は危険の前兆なわけですが、能天気に鳴る音楽のなんと不吉なこと。
そういう二重の演出がまたおもしろい。

どと、延々とアクションについて語りましたが、実はこのシーンで一番好きなのは、マリンを守ろうとするティファと、ティファを助けようとするマリン、ふたりの気持ちが伝わってくるところです。
なにせ、この三人の体格差すごいですよ。
言うなれば、熊に対する鹿とうさぎくらいの闘いくらいに、見るからにハラハラする。
そんな状況でも、お互いを助けようとがんばってるのがいじらしい。

に、クラウドと間違えて駆け出そうとするマリンを抱き止める時、柱へ向かわせてマリンの背を押す時、そのティファの手・指の表情がなんともいいです!
手にまで演技させられる表現力というのは、いくらモーションキャプチャー使ってるとしても、やはり並大抵ではないと思う。

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