神羅カンパニーの若き社長。
プレジデント神羅の一人息子であり、父親亡き後ミッドガルの支配者となるも、ウェポン襲来の際に、崩れ落ちる神羅ビルにて生死不明となる。
本編でからくも脱出できたことが判明。
そのあたり、見てる方は詳しいとこを知りたくてたまらんのだが、クラウド君の「興味ないね」攻撃の前に、真相はあえなく闇に葬られた(涙)
体に障害を負ってしまったらしく車椅子姿。さらに星痕症候群にも罹っている。

キャラクターは、ゲーム時よりぐっと大人びて、魅力的になった気がする。
今回の物語の中で彼が果たす役割は大きく、影の主役ともいえる存在感を放っている。
なにせ登場シーンの9割が車椅子＆フード姿。
自ら積極的に動くこともなく語りメインだが、どうしてなかなか物語の推進力と鍵とを握り、最後に切り札・ジェノバを隠し持っていたところなど、まったく天晴れの一言に尽きます。
（ただし、それを有効活用したとはとても言えないが、まぁそれは別の話かと）
また今回描かれた、一筋縄ではいかず、目的のためなら手段も選ばない怜悧さの中に、一本芯の通った独自の哲学もルーファウスならでは。
ゲーム時は、煮ても焼いても食えない巨大な父親に比べると、若いだけに思慮が浅い印象だったが、やはりウェポン戦、神羅カンパニーの崩壊などを体験して鍛えられたのかもしれない。
彼が生きてるならば、ミッドガルの未来にも希望がわくというものです。

ビジュアルは、凄みのある美しさ。とにかく美形です。
しかもその花の顔 (かんばせ) にお目にかかれるのが、バハムート戦直後のダイビングシーンのみ…！
まったくもってやってくれます、スク○ェアさん！(爆)
それにしてもあの場面では、ゲーム中見ることのできなかったタークスとのコンビネーションを堪能できたのは、望外の喜びでしたね。
登場人物紹介ではタークスを従えて立ってる割に、ゲーム内では同じ場面に出てくることほとんどなかったもんなぁ…。

声は、これまたまさにルーファウスという感じ。
静かで理知的で、それでいて並々ならぬプライドの高さと、一癖も二癖もありそうな雰囲気を感じさせるいい声。
特にカダージュの詰問に対し、平然と「誓って」と嘘をつく声音が、実に魅力的ですよ。